【6月9日 AFP】19F1第7戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2019)は8日、予選が行われ、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が終盤にトップタイムを記録してポールポジションを獲得し、シーズン序盤を支配していたメルセデスAMG(Mercedes AMG)勢の牙城を崩した。

 ベッテルはメルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)に約0.2秒差をつけ、ポールトゥウィンを飾った昨年のレースに続く成功を収めた。

 4度の総合優勝を誇るベッテルは「本当に、すごくうれしい。この数週間はチームにとって厳しいものだったし、今はアドレナリンがみなぎっている。マシンの感覚もすごく良いし、これを決勝でも続けていければ良い」とコメントした。

 サーキット・ジル・ビルヌーブ(Circuit Gilles Villeneuve)の直線に適した、優れたスピードを示したフェラーリのベッテルは、昨年のドイツGP(German Grand Prix 2018)以来17戦ぶりとなる今季初のポールを手にした。メルセデス勢は今季これまでの6戦中5戦でポールを獲得しており、9日の決勝では開幕7連勝を目指す。

 3番手にはベッテルのチームメート、シャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が入り、4番手にルノー(Renault)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)、5番手にレッドブル(Red Bull)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)、6番手にメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が続いた。

 7番手以降はルノーのニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)、ランド・ノリス(Lando Norris)とカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)のマクラーレン(McLaren)勢、そしてQ2でクラッシュを起こしたハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)が入った。

 レッドブルのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は、11番手でQ3進出を逃している。(c)AFP