【6月5日 AFP】18-19NBAファイナル(7回戦制)の第3戦を翌日に控えた4日、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)では、ケビン・デュラント(Kevin Durant)とケヴォン・ルーニー(Kevon Looney)の欠場が決まった。一方でクレイ・トンプソン(Klay Thompson)の出場は微妙な状況となっている。スティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)が、負傷者の最新状況を更新した。

 ウォリアーズとトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)とのNBAファイナルは、ラプターズのホームでの2試合を1勝1敗のタイで終え、5日にウォリアーズの本拠地へ場所を移して第3戦が行われる。

 今プレーオフでチーム最多の1試合平均34.2得点を挙げ、過去2シーズンのファイナル最優秀選手(MVP)でもあるデュラントは、右ふくらはぎのけがで1か月近く戦列を離れている。カーHCが、復帰にはトレーニングに合流することが絶対条件と話す中で、デュラントは4日のチーム練習を欠席したが、同日の遅くにコートに入る予定だという。

 また今プレーオフで平均7.2得点、4.6リバウンドを挙げていたルーニーは、3日のMRI検査で肋(ろく)軟骨の骨折が見つかり、ファイナル中の復帰は絶望となった。

 一方、プレーオフ平均19.5得点を挙げているトンプソンは、検査で左ハムストリングの軽度の肉離れと診断されたものの、経過観察の状態にとどまっている。本人は「この2日間で良くなっているし、あしたの出場にかなり希望を持っている」「問題はプレー時間だろう。個人的には、出られないとは考えづらい。明日にはもっと良くなって、試合開始から出られればうれしい」と話している。

 ウォリアーズはここ5年で4回目にして、3年連続となるファイナル制覇を目指している。一方のラプターズは、チーム創設24年目で初となるファイナルを戦っている。(c)AFP/Jim SLATER