007最新作の撮影施設、爆発で一部損壊 1人軽傷
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【6月5日 AFP】英ロンドン西郊の映画撮影場パインウッド・スタジオ(Pinewood Studios)で4日、架空のスパイ、ジェームズ・ボンド(James Bond)を主人公とする映画「007」シリーズ最新作の撮影中に爆破の衝撃で撮影施設が一部損壊し、1人が軽傷を負う事故があった。
英大衆紙サン(Sun)は、危険なシーンの撮影でトラブルがあり、3回の爆発が発生したと報道。撮影施設の屋根の一部と壁パネル数枚が吹き飛んだほか、落ちた破片が外にいたスタッフ1人に当たったとした。さらに同紙は、「完全なカオスだった」との情報筋の話を伝えている。
ジェームズ・ボンド公式ツイッター(Twitter)アカウントは「きょう、パインウッド・スタジオの『ボンド25(Bond 25、仮題)』のセットで制御爆破を含む撮影をした際、007ステージ(007 Stage、ステージは撮影用に造られた大型の建物)の外面に損害が生じた」と説明。
さらに同アカウントは、「セット上で負傷者は出なかったが、ステージの外にいた撮影スタッフ1人が軽傷を負った」と明らかにした。
シリーズ25作目となる『ボンド25』をめぐっては、これまでも多くの問題が発生。主演のダニエル・クレイグ(Daniel Craig)さんがセット上で負傷し、簡単ながらも足首の手術を強いられたほか、脚本をめぐるいさかいで製作にたびたび遅れが生じている。(c)AFP