【5月28日 AFP】ペルーで26日未明(日本時間同日午後)、マグニチュード(M)8.0の地震があり、当局によると27日までに2人の死亡が確認された。負傷者は隣国エクアドルと合わせ30人以上となっている。

 地震は人口の少ないアマゾン(Amazon)盆地で起きたが、揺れは首都リマを含む広い範囲で感じられ、おびえた住民らが屋外へと避難した。遠隔地の被災状況については27日現在も確認が進められている状態にある。

 ペルー当局の発表によると、同国では15歳の少年と48歳の男性が、いずれも落下物により死亡。さらに15人が負傷し、建物数百棟が全壊や一部損壊の被害を受けた。

 ペルーのマルティン・ビスカラ(Martin Vizcarra)大統領は、今回の地震は同国で12年ぶりの大地震で、「ペルーのジャングル全体が被災した」と述べた。

 隣国エクアドルでは15人が負傷したとの情報があり、同国のアマゾン盆地地方の一部では停電が起きたと伝えられている。ペルーメディアによれば、揺れはコロンビアとベネズエラの一部地域でも感じられたという。

 映像前半はペルー・アマゾン地域のユリマグアス(Yurimaguas)の被災状況。後半はユリマグアスの被災地を上空から視察するビスカラ大統領。26日撮影・提供。(c)AFP/Carlos MANDUJANO