【5月27日 AFP】19インディカー・シリーズは26日、第6戦インディアナポリス500(Indianapolis 500)決勝が行われ、チーム・ペンスキー(Team Penske)のシモン・パジェノー(Simon Pagenaud、フランス)が優勝を飾った。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(Rahal Letterman Lanigan Racing)の佐藤琢磨(Takuma Sato)は3位に入った。

 ポールポジションでスタートしたパジェノーは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(Indianapolis Motor Speedway)の1周2.5マイル(約4キロ)のオーバルトラックを200周して争うレースで116周をトップで周回し、アンドレッティ・オートスポーツ(Andretti Autosport)のアレクサンダー・ロッシ(Alexander Rossi)とのつばぜり合いを制した。2位のロッシと3位の佐藤は、ともにインディアナポリス500での優勝経験を持っている。

 2016年のレースをルーキーとして制していたロッシは、イエローフラッグ後の残り13周でのリスタートでトップに立っていた。

 それでも「レース界の一大スペクタクル」と呼ばれるにふさわしく、ロッシとパジェノーはその後5度リードを奪い合ったが、残り2周の第3コーナーでパジェノーがリードを奪うと、史上歴代7位の僅差となる0秒2086差で優勝を飾った。

 今月行われた第5戦のインディカー・グランプリ(IndyCar Grand Prix)と先週の予選でのポール獲得を合わせて、5月の3冠を達成したパジェノーは「正直なところ、現時点では信じがたい」とコメントした。

 通算18回目の優勝を飾ったチーム・ペンスキーのオーナー、ロジャー・ペンスキー(Roger Penske)氏は手に汗握るフィニッシュの後「彼が勝ち取った、信じられないよ」と語っている。(c)AFP