【5月26日 AFP】25日の19F1第6戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2019)予選で、まさかのQ1敗退に終わったフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が、26日の決勝では「極端なアプローチ」を取るしかないと話した。

 この日のルクレールは、午前中と午後とで対照的な一日を過ごした。午前の最終フリー走行ではトップタイムを記録したが、迎えた予選では重量計測の指示を見逃し、スタッフが手で押して重量計までマシンを戻さなければならなかった。そして最後はタイムを更新するためのアタックに出なかった結果、16番手でQ2進出を逃した。

 現在21歳で、今季がフェラーリ加入1年目のルクレールは、チームの戦略に疑問を投げかけ、残り時間で2回目のアタックに出なかったことの説明を求めている。

「本当に大丈夫かとチームに聞いたら、『そうだと思う』という答えが返ってきた」「もう1回コースに出た方が良いんじゃないかと尋ねても、はっきりした答えはなかった」

「チームも行かせるつもりだったんじゃないかと思っているけど、分からない。詳しい説明はまだもらっていない。非常に受け入れがたい結果だ」「ボックスから出たときにも、コースへ戻る時間は十分にあった。重量計測は関係ない。燃料も残っていたし、タイヤを換えるだけで良かった。何も問題はなかった。だから何か説明が欲しい」

 決勝については悪天候の予報が当たることを願っていると話し、「できれば雨が降ってほしいし、そうすればレースはちょっとした宝くじになる。だけどドライだったら退屈なレースになるだろう。クラッシュの危険すらあるような、大きなリスクを取らなくちゃならない」とコメントした。

「こうなった以上、他に手立てはない。ここは基本的には抜くのが不可能なコースだから、極端でもオーバーテークを狙っていかないと。それがどう転ぶかだね」 (c)AFP