【5月24日 AFP】英国のテリーザ・メイ(Theresa May)首相の辞任表明を受け、欧州連合(EU)首脳は24日、メイ首相が辞任しても既に英国側と合意した英国のEU離脱(ブレグジット、Brexit)協定案に関するEU側の立場は変わらないと強調した。

 欧州委員会(European Commission)のジャンクロード・ユンケル(Jean-Claude Juncker)委員長は報道官を通じ、メイ首相辞任表明の報に「個人的な喜びはない」としながらも、欧州委はブレグジットに関する立場を既に明確にしていると述べた。

 またフランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は声明で、自国の国益にかなう形で、かつパートナーである欧州諸国に敬意を払いながらブレグジットの達成を目指すという「勇敢な仕事」に取り組んだメイ氏をねぎらった一方で、「EUの原則は今後も適用され、最優先されるべきはEUの円滑な機能である」以上、ブレグジットの今後について「早急な明確化が求められる」という見方を示した。(c)AFP