【5月24日 AFP】サウジアラビアは23日、隣国イエメンのイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装組織フーシ派(Huthi)からサウジ国内の空港を標的として送り込まれた爆発物搭載ドローン(無人機)1機を撃墜した。イエメン政府勢力を支援するサウジ主導の連合軍が明らかにした。

 連合軍のトゥルキ・マリキ(Turki al-Maliki)報道官はサウジ国営メディアの報道で、「ナジュラン空港(Najran Airport)を標的として武装テロ組織フーシ派によって送り込まれた、爆発物を積んだドローン1機」をサウジ空軍が迎撃・破壊したと述べた。

 フーシ派のテレビ局「アルマシラ(Al-Masirah)」は今回の攻撃について、地対空誘導弾パトリオット(Patriot)による防空システムを標的としていたと伝えた。

 ナジュラン空港を標的とした攻撃はこの3日で3度目。アルマシラによると、21日には武装したドローン1機が同空港の武器庫を直撃し、武器庫が炎上した。

 マリキ報道官は反政府勢力は「民間の空港」を攻撃したと述べ、これに「応酬」する可能性があると警告した。(c)AFP