【5月23日 AFP】フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)を率いるルディ・ガルシア(Rudi Garcia)監督は22日、今週末に行われるリーグ戦を最後に退任すると発表した。

 マルセイユのジャック・アンリ・エイロー(Jacques-Henri Eyraud)会長と共に記者会見に臨んだガルシア監督は、「退任を決めた。この解決案を会長に伝え、認められた」と話した。

「もし自分の判断だけで決められるなら、チームに残りたいというのが本音。しかし、自分の良識に耳を傾けたとき、今退任を発表するのがベストだと思った」

 米国の実業家フランク・マコート(Frank McCourt)氏に買収され、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)への出場を目標に掲げていたマルセイユは、2016年10月にガルシア監督を招へい。

 昨年10月、マルセイユはガルシア監督との契約を2021年まで延長していたが、今季もチャンピオンズリーグの出場権が与えられる3位以内でのフィニッシュを逃し、来季は欧州カップ戦に参加することができなくなったため、指揮官は2年の契約期間を残してチームを離れることになった。

 リーグ戦で3位に11ポイント離されている6位のマルセイユは、24日に5位モンペリエ(Montpellier HSC)との最終戦に臨む。

 55歳のガルシア監督は、初めて1シーズンを通してマルセイユを指揮した昨季、チームをヨーロッパリーグの決勝に導いたが、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に0-3で敗れ準優勝に終わった。

 しかし、今シーズンのヨーロッパリーグでは6試合で勝ち点1しか挙げられず、グループステージ敗退となっていた。(c)AFP