【5月23日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2019)は22日、グループステージ第6節が各地で行われ、グループEでは鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)が、途中出場の伊藤翔(Sho Ito)の2ゴールで2-1と山東魯能(Shandong Luneng、中国)から逆転勝ちを収め、16強入りを果たした。

 勝ち点1を獲得すれば決勝トーナメント進出が決まる鹿島だったが、11分に山東のマルアン・フェライニ(Marouane Fellaini)に先制点となるヘディングシュートを決められた。

 それでも鹿島は68分、山東がレオ・シルバ(Leo Silva)のCKをクリアしそこなう中、スーパーサブの伊藤が至近距離からボールを押し込み同点に追い付くと、さらにその2分後にはオフサイドトラップをかいくぐった伊藤が、右足のアウトサイドで冷静なフィニッシュを決めて試合をひっくり返した。

 2017年大会の浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)に続き、昨年日本勢として大会連覇を飾った鹿島の勝利により、同組の慶南FC(Gyeongnam FC、韓国)が2-0でジョホール・ダルル・タクジム(Johor Darul Ta'zim、マレーシア)を下した一戦は、結局は消化試合という形になった。

 鹿島は決勝トーナメント初戦で、この日メルボルン・ビクトリー(Melbourne Victory、オーストラリア)を3-1で下してグループFの首位に立ったサンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)とのJリーグ1部(J1)クラブ同士の対戦に臨むことが決まった。(c)AFP