【5月23日 AFP】サッカーイラン代表の新監督に、ベルギー代表やコートジボワール代表を率いたマルク・ヴィルモッツ(Marc Wilmots)氏が就任することが、22日分かった。

 ベルギーにあるイラン大使館の外交官はAFPに対し、「ヴィルモッツ氏と(イランサッカー協会<FFIRI>会長の)メフディ・タジ(Mehdi Taj)氏の契約は、(駐ベルギーイラン)大使の公邸で交わされた」と電話で明かした。

 ベルギー代表として70試合に出場したヴィルモッツ氏は、今月初めにイランに渡っていたが、契約を交わすことなくベルギーに帰国していた。

 イランでの報道によれば、「銀行間振替」の問題に巻き込まれたため契約の締結が遅れたという。

 ヴィルモッツ氏の契約期間は2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)の終了後までだとこの外交官は認めており、年俸は120万ドル(約1億3000万円)になるとみられている。

 1月に行われた第17回アジアカップ(2019 AFC Asian Cup)の準決勝で日本に0-3で敗れたイランでは、8年にわたってチームを指揮したカルロス・ケイロス(Carlos Queiroz)前監督が退任しており、ヴィルモッツ氏はその後継となる。

 ケイロス前監督はイランを率いてW杯に2度出場しており、昨年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)後に同チームとの契約を翌年まで延長していた。(c)AFP