【5月23日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は22日、出場枠を48か国に拡大することが検討されていた2022年のW杯カタール大会(2022 World Cup)について、現行通り32チームで開催すると発表した。

 FIFAは発表の中で、「あらゆる関係者と徹底的かつ包括的な協議を行った結果、現状ではこの拡大案を導入することはできないと結論付けられた」とした。

「従って、(カタール大会は)当初の計画通り32チームによって行われ、6月5日に行われる次回のFIFA総会で拡大に関する提案書が提出されることはない」

 カタール大会の出場枠に関する最終決定は、女子W杯フランス大会(FIFA Women’s World Cup 2019)の開催前にフランス・パリで行われるFIFA総会で下されることになっていた。

 FIFAのジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は、大会の拡大を支持していた。

 しかしFIFAは、調査の結果、「本大会に向けた準備が進んだ状況にあり、物流面における開催国への潜在的な影響について詳細な評価を行う必要があることから、さらに時間がかかるとみられ、6月の期日までに決定を下すことができないと結論付けられた」と発表の中で明かした。(c)AFP