【5月22日 AFP】フランス首都パリのエッフェル塔(Eiffel Tower)で今週、男が塔によじ登って6時間以上その場にとどまり、観光客らが退避を余儀なくされる騒ぎがあった。これについて司法筋は21日、男が精神科に入院したと明かした。

 身元非公表の男は20日、エッフェル塔の鉄骨によじ登った。周囲は騒然となり、観光客の入場が一時中止された。避難を強いられた観光客は約2500人に上った。

 司法筋がAFPに明らかにしたところによると、男は21日に警察の取り調べを受け、文化財への不法侵入で捜査が開始された。現在は警察病院の精神科に入院しているという。

 別の情報筋は、男は「ロシア人で、自殺傾向を示している」と明かした。

 20日には入場中止措置が取られたエッフェル塔は、翌21日には通常通り開場された。(c)AFP