【5月22日 AFP】北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は21日、アラスカ州西部沖の防空識別圏(ADIZ)にロシアの戦略爆撃機など6機が進入し、米軍機が追跡などの対応を取ったと発表した。

 NORADによると米軍のF22戦闘機2機は20日、ロシアのTu95戦略爆撃機2機を捕捉・追跡。続けて進入した2機のTu95とSu35戦闘機2機にも対応したという。

 NORADのテレンス・オショーネシー(Terrence O'Shaughnessy)総司令官は、「わが国の市民や重要インフラへの脅威を阻止し、打破する力は探知し、追跡し、そして領空内の航空機を積極的に識別することから始まる」「われわれは24時間365日警戒に当たっている」と強調した。

 米国には4つの防空識別圏があり、アラスカでは沿岸からおよそ320キロの範囲に設定されている。(c)AFP