【5月22日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は21日、次期空軍長官に元駐フィンランド大使で女性実業家のバーバラ・バレット(Barbara Barrett)氏(68)を指名したと発表した。

 弁護士出身で試験飛行操縦士だったバレット氏は、1994年にアリゾナ州知事選の共和党候補者指名争いに女性として初めて立候補したが、党の指名を得ることはできなかった。だがその後、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)政権下の2008~09年に駐フィンランド大使を務め、また宇宙航空関連の研究・開発を行う非営利団体「エアロスペース・コーポレーション(Aerospace Corporation)」の会長を2017年まで務めるなど要職を歴任した。

 トランプ氏はツイッター(Twitter)で「彼女は極めて優れた長官になるだろう!」とコメントした。

 バレット氏と、夫で米半導体大手インテル(Intel)元最高経営責任者(CEO)のクレイグ・バレット(Craig Barrett)氏は、共和党の大口献金者。

 バレット氏の就任が承認された場合、女性の米空軍長官としてはヘザー・ウィルソン(Heather Wilson)氏に次いで2人目となる。(c)AFP