ラグビー元豪代表のスミスが現役引退、サントリーの守備コーチ就任
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【5月21日 AFP】ラグビー元オーストラリア代表の名選手で、今季はイングランドプレミアシップのブリストル(Bristol Bears)でプレーしていたジョージ・スミス(George Smith)が20日、20年間の現役生活に幕を下ろすと表明した。
2000年にブランビーズ(Brumbies、オーストラリア)でスーパーラグビー(Super Rugby)デビューを果たし、テストマッチでは通算111キャップを記録した38歳のスミスは、オーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)のウェブサイトで発表したコメント文で、これまでの競技生活について「本当に光栄」だったとすると、「ついにプロとしてのラグビー人生から正式に退くことを表明する日が訪れた」とつづった。
ブランビーズで150試合近くプレーしたスミスは、スーパーラグビーではレッズ(Queensland Reds、オーストラリア)、フランスリーグ・トップ14ではRCトゥーロン(RC Toulon)、リヨンOU(Lyon Olympique Universitaire)、スタッド・フランセ(Stade Francais)、ジャパンラグビートップリーグではサントリーサンゴリアス(Suntory Sungoliath)、イングランドプレミアシップではロンドン・ワスプス(London Wasps)にも所属した。
オーストラリア国内の年間最優秀選手に贈られるジョン・イールズ・メダル(John Eales Medal)を2度受賞しているスミスは今後、サントリーで守備コーチを務めることが決まっている。
スミスはサントリーに所属していた昨年、タクシー運転手への暴行容疑で逮捕され、チームを解雇された。容疑を否定していた同選手は、最終的に不起訴処分となった。(c)AFP