【5月20日 AFP】18-19イタリア・セリエAは19日、第37節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)はクシシュトフ・ピョンテク(Krzysztof Piatek)とスソ(Suso)のゴールでフロジノーネ・カルチョ(Frosinone Calcio)に2-0で勝利し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の出場権獲得に望みをつないだ。

 降格が決まったフロジノーネを相手に難しい戦いを強いられたミランはPKのピンチを迎えるも、GKジャンルイジ・ドンナルンマ(Gianluigi Donnarumma)がカミッロ・チャーノ(Camillo Ciano)のキックをセーブ。

 すると57分、ピョンテクが6試合ぶりとなる今季22ゴール目を決め主導権をつかむと、66分にはスソが完璧なFKを突き刺し、チームに勝利をもたらした。

 ミランのジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)監督は、「危ない時間もあったが、チームを救ったドンナルンマに感謝しなければならない」と話した。

 遅い時間に行われた試合では、アタランタ(Atalanta)がユベントス(Juventus)と1-1で引き分け、インテル(Inter Milan)はナポリ(SSC Napoli)に1-4で敗れた。

 この結果、アタランタがインテルを上回って3位に浮上し、ミランは5位キープとなったが両チームと1ポイント差に迫った。今季のセリエAでは、王者ユベントスと2位ナポリがすでに来季のチャンピオンズリーグ出場を決めている。

 また他の試合では、トリノ(Torino FC)がエンポリ(Empoli)に1-4で敗れたため、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)に出場する可能性が消滅した。

 これにより、18日にサッスオーロ(US Sassuolo)と0-0で引き分けていたASローマ(AS Roma)とミランの6位以上が確定し、両チームには最低でもヨーロッパリーグの出場権が与えられることになった。

 セリエAは今週末に最終戦を迎える。(c)AFP