【5月20日 AFP】18-19イタリア・セリエAは19日、第37節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)とアタランタ(Atalanta)は1-1で引き分けた。ユベントスでは、今季限りで退任するマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督がホームのファンに最後の別れを告げ、対するアタランタはクラブ史上初の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場に希望をつないだ。

 試合は33分にヨシプ・イリチッチ(Josip Ilicic)のゴールでアタランタが先制したが、ユベントスも80分にマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)の得点で追いつき、そのまま引き分けに終わった。

 すでにリーグ8連覇を決めているユベントスでは、5年間でリーグ優勝の5個を含む11個のトロフィーを獲得しながら、チャンピオンズリーグ制覇には届かなかったアレグリ監督に、来季の指揮官を任せないことをクラブ上層部が決断している。

 その監督に対して、客席のファンは感謝の意を表した。またこの試合は、ユベントスで8年を過ごし、今季限りでの引退を表明しているアンドレア・バルツァッリ(Andrea Barzagli)にとってもホーム最終戦で、60分に交代でピッチを後にする際には盛大なスタンディングオベーションが起こった。

 試合後には、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)にとっては初めてとなるセリエA優勝のトロフィー授与式も行われた。

 一方で勝ち点1を獲得したアタランタは、ナポリ(SSC Napoli)に1-4で敗れたインテル(Inter Milan)をかわして3位に浮上。次週行われるサッスオーロ(US Sassuolo)とのリーグ最終節に勝利すれば、自力でのチャンピオンズリーグ出場が決まる。(c)AFP