【5月19日 AFP】18-19NBAは18日、プレーオフのウエスタンカンファレンス決勝(7回戦制)第3戦が行われ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)が110-99でポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)に逆転勝ちし、ファイナル進出に王手をかけた。

 ファイナル連覇中のウォリアーズは、第2クオーターで一時18点差をつけられたが、この試合でプレーオフではキャリア7度目のトリプルダブルを達成したドレイモンド・グリーン(Draymond Green)が第3クオーターに入って圧巻のプレーを披露するなどして逆転し、そのまま逃げ切った。

 NBAのプレーオフで0勝3敗から逆転でシリーズを制したチームは過去に存在しない。なんとかして望みをつなぎたいトレイルブレイザーズは、再びホームで20日の第4戦に臨む。

 ウォリアーズは20得点13リバウンド12アシストを記録したグリーンの活躍で前半を耐え忍ぶと、後半からはステフェン・カリー(Stephen Curry)が息を吹き返し、最終的にマークした36得点中21得点を第3クオーター以降に決めた。

 ウォリアーズを率いるスティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)は「ドレイモンドについては何と言ったらいいのか分からない」「誰も彼を止められなかったし、自分の視界に入ってきたものすべてを弾き飛ばしていた」と語った。

 グリーンは前後半にわたって激しく動き回り、ベンチでも手を緩めないようにチームメートを鼓舞し続けた。ケビン・デュラント(Kevin Durant)を負傷で欠くウォリアーズは、他にクレイ・トンプソン(Klay Thompson)も19得点を挙げた。(c)AFP