【5月22日 Xinhua News】中国雲南省(Yunnan)の各関係部門によると、気象条件の悪化により、同省各地では例年より少雨の状態が続き、干ばつの事態が深刻化している。14日の時点で、同省の干ばつによる農作物被害面積は409万9200ムー(約27万ヘクタール)、干ばつ面積は136万7400ムー(約9万ヘクタール)に及んでいる。

 また、同省北西部と中部、南部のほとんどの地域で重度の干ばつレベルに達しており、中でも西双版納(シーサンパンナ)ダイ族自治州や普洱市(Puer、プーアル)、昆明市(Kunming)、曲靖市(Qujing)などは特に深刻な干ばつに見舞われているという。

 雲南省気象局によると、各級気象部門が人工降雨による応急措置を講じ始めている。同省農業部門はすでに作業チームを派遣し、各地で干ばつ対策救済活動の指導に当たらせている。(c)Xinhua News/AFPBB News