【5月17日 Xinhua News】アリババグループは15日、2019年第1四半期(1~3月)決算と2019年度(2018年4月1日~2019年3月31日)決算を発表した。これによると、支付宝(アリペイ、Alipay)などを運営する螞蟻金服(アント・フィナンシャル、Ant Financial)が2019年度にアリババグループに支払ったロイヤルティーとソフトウエア技術サービス料は5億1700万元(1元=約16円)に上り、アリペイとその協力パートナーが提供するサービスの利用者は世界で10億人を超えている。中国証券報が伝えた。

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 中国のモバイルビッグデータプロバイダーQuestMobileのデータによると、今年3月のモバイルアプリ利用者増加ランキングで、アリペイは前年同月比1億3000万人(24.3%)増加で2位につけた。世界最大のモバイル応用戦略政策決定プラットフォームアップアニー(App Annie)発表の「2019モバイル市場リポート」によれば、アリペイは、ソーシャルアプリ以外で利用者が世界で最も多いアプリになっている。

 アリペイの担当責任者はこれについて、アリペイは淘宝(タオバオ)に続き、アリババの利用者を成長させる新たなエンジンになっていると指摘する。アリペイのミニプログラムもアリババグループに利益を和え始めている。データによると、アリペイのミニプログラムを通じた淘宝のモバイル利用者は1億人を超え、淘宝(タオバオ、TaoBao)と天猫(Tモール、Tmall)全体の月間モバイルアクティブユーザー数は7億2100万人に達し、年間アクティブ・コンシューマーは6億5400万人に達した。(c)Xinhua News/AFPBB News