【5月16日 AFP】パレスチナ自治区は15日、イスラエル建国に伴いパレスチナ人およそ数十万人が難民と化した「ナクバ(Nakba、アラビア語で「大災厄」の意味)」の日を迎え、ヨルダン川西岸(West Bank)やガザ地区(Gaza Strip)の対イスラエル国境沿いなどで抗議デモが行われた。

 在イスラエル米大使館のエルサレム移転と重なった昨年の抗議デモとそれに伴う衝突では、イスラエル軍の発砲によってパレスチナ人60人以上が死亡する惨事となった。

 今年も境界フェンス沿いの複数か所で衝突が発生したが、去年よりははるかに小規模だった。ガザ保健省によると65人が負傷、うち16人が銃傷を負った。(c)AFP