【5月14日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)のクリスタプス・ポルジンギス(Kristaps Porzingis)が、母国ラトビアのリエパーヤ(Liepaja)で、ロシア語を話す古巣ファンと口論の末に取っ組み合いになり、顔から流血するけがをしたと伝えられた。

 221センチの長身を誇り、今年1月31日にニューヨーク・ニックス(New York Knicks)からマーベリックスに移籍したポルジンギスは、目撃者が撮影した動画で、「お前の醜い顔を殴ってやる!」と叫んでいる姿が確認された。

 現地のニュースサイトによると、母国のナイトクラブで起きた今回の騒動では、ポルジンギスがニックスを去ったことに腹を立てていたファンが先に手を出したとされている。

 鈍器で殴られて額から血を流している上にTシャツが破れていた23歳のポルジンギスは、明らかに激高した様子で、その場に居合わせた数人から制止されていたほか、警察が到着する前には、クラブの外でロシア人と思われる男性グループを追いかけていたと報じられた。

 警察はこの事件で捜査が行われていることに加え、容疑者2人が病院で治療を受けていることを明かしたが、ポルジンギスから正式な被害届は出ていないという。欧州を代表するNBA選手の一人である同選手は、夏のオフシーズンを利用して家族と生まれ故郷のリエパーヤで過ごしている。(c)AFP