【5月13日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、AT&Tバイロン・ネルソン(AT&T Byron Nelson 2019)は12日、テキサス州ダラス(Dallas)のトリニティ・フォレストGC(Trinity Forest Golf Club)で最終日が行われ、カン・スン(Sung Kang、韓国)が4アンダー「67」で回り、通算23アンダーでツアー初優勝を飾った。

 悪天候で前日のラウンドが6時間遅れとなったため、上位陣が3日目の残り分を含む27ホールを回ったこの日、カンは15番で約7メートルのバーディーパットを沈めると、そこからは一度もリードを譲らなかった。

 2日目を10アンダー、ノーボギーで回り、コースレコードに並ぶ「61」をマークしたカンは、最終日に7アンダーを奪い、マット・エブリー(Matt Every、米国)とスコット・ピアシー(Scott Piercy、米国)を2打差の2位タイに抑えた。

 159回目のツアー出場で初優勝を果たしたカンは、「今はとても幸せ」とコメントした。

 また「きのうは終わる時間が遅すぎた」「あまり寝る時間がなく、3時間しか眠れなかった」と言うカンは、集中するのは難しいと分かっていたため、キャディーに「ただリラックスして楽しみたい」と伝えたと明かし、「自分の番が回ってきたら集中するだけ。それがうまくいった」と話した。

 今週行われるメジャー第2戦、第101回全米プロゴルフ選手権(2019 PGA Championship)での連覇を目指す世界ランキング3位のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)は、6アンダー「65」で力強く締め、通算20アンダーの単独4位でフィニッシュした。

 また、松山英樹(Hideki Matsuyama)は4アンダー「67」で回り、通算12アンダーで23位タイとなった。(c)AFP