【5月13日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは12日、第38節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)が敵地でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)に4-1で勝利し、見事に連覇を達成した。

 ブライトンに先制を許したものの逆転勝ちを収めたシティは、ホームでウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)を2-0で下したリバプール(Liverpool FC)を振り切り、最終的には2位に1ポイント差をつけ、プレミアリーグ史上2番目となる勝ち点98でフィニッシュした。

 プレミアリーグ連覇は2009年のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)以来で、14連勝でリーグ戦を締めくくったシティはイングランドでは史上初となる国内3冠の達成に向けまた前進した。

 しかし、ここ8年で4度目、クラブとしては通算6度目のリーグ制覇を果たしたシティの思い通りに事は進まなかった。

 イングランド南部ブライトンでのこの日のドラマは、首位が何度も入れ替わった今シーズンの戦いに一致するものだった。

 リバプールは17分にサディオ・マネ(Sadio Mane)にゴールが生まれて先手を取り、計算上で暫定的に首位に立ってプレミアリーグ創設前の1990年以来となる1部優勝に向け前進した。

 27分、CKからグレン・マレー(Glenn Murray)がゴールを決めブライトンが先制すると、シティファンはいっそう神経をすり減らし、リバプールの本拠地アンフィールド(Anfield)は大きく沸いた。

 しかしその83秒後、ダビド・シルバ(David Silva)の素晴らしいパスを受けたセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が冷静なシュートを決めシティが追いつくと、その歓声もすぐに静まった。

 さらにその10分後、シティはリヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)のCKにフリーになっていたアイメリク・ラポルテ(Aymeric Laporte)が頭で合わせ逆転に成功すると、後半にはマフレズとイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Guendogan)が追加点を挙げ、優勝を決定付けた。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対し、「われわれはリバプールにおめでとう、そしてありがとうと伝えなければならない。彼らが自分たちの基準を押し上げてくれた」とコメントした。

「信じられない。勝ち点98での連覇だ。昨季の成績のおかげで基準はより高いものになり、リバプールがいたから14連勝でこのタイトルをものにすることができた。1ポイントも落とせなかった」

 かつてスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)やドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を率いたグアルディオラ監督は、「これまでのキャリアの中で、間違いなく獲得するのが最も難しいタイトルだ」と続けた。(c)AFP/John WEAVER