【5月12日 AFP】18-19イタリア・セリエAは11日、第36節の試合が行われ、アタランタ(Atalanta)がジェノア(Genoa CFC)に競り勝って暫定3位に浮上し、クラブ史上初の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場にまた一歩近づいた。

 アタランタは後半にムサ・バロウ(Musa Barrow)とティモシー・カスターニュ(Timothy Castagne)がゴールを挙げると、相手の反撃を1点に抑えて2-1で勝利。降格の決まっているキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)との試合を13日に控えるインテル(Inter Milan)と勝ち点2差の暫定3位に浮上した。

 チームを率いるジャン・ピエロ・ガスペリーニ(Gian Piero Gasperini)監督は「きょうの勝利は本当に大きい。ゴールラインが近づく中で、勝ち点一つ一つの重みが増している」「数字上、残っているのは数ポイントだけだが、この勝利で気持ち良くイタリア杯(Italian Cup 2018-19)決勝を迎えられる」とコメントした。

 アタランタは15日にローマでラツィオ(SS Lazio)とのイタリア杯決勝に臨み、その後は敵地でのユベントス(Juventus)戦、最終節となる26日はホームでのサッスオーロ(US Sassuolo)戦となっている。

 カスターニュは「チャンピオンズリーグは夢だ」「ASローマ(AS Roma)相手に(3点差を)追いついて、イタリア杯でユベントスを倒したことで、4位以内を争える力を証明した」「このまま良い状態で最後を迎えたい」と話した。

 ユベントスとナポリ(SSC Napoli)はすでに来季のチャンピオンズリーグ出場を決めているが、その下では団子状態の各チームが残り2枠を激しく争いながら、リーグ戦は残り2節を迎えようとしている。

 フィオレンティーナ(Fiorentina)と対戦したACミラン(AC Milan)も、ハカン・チャルハノール(Hakan Calhanoglu)のヘディングシュートによる1点を守り切って勝利し、2013-14シーズン以来となるチャンピオンズリーグ出場へ望みをつないだ。

 ミランはインテルと1ポイント差の5位につけ、ミランと3ポイント差の6位ローマは12日、ホームに王者ユベントスを迎える。(c)AFP/Emmeline MOORE