【5月11日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2019)は10日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)がともに準決勝進出を決めた。

 第4シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が第5シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)に6-3、6-7(11-13)、4-6で屈し大会から姿を消す中、5度の大会制覇を誇るナダルは6-1、6-2でスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を下した。

 ここ15年間で14度目となった大会準々決勝を終えてナダルは、「自分にとっては良い試合だった。スコアがどうであれ、スタンは簡単な相手ではない」とし、「良いテニスをして、最高のレベルを引き出さないといけなかった」と続けた。

 ナダルは次戦で、第8シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)との対戦が決定。チチパスはこの日、昨年王者で第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を7-5、3-6、6-2で退けた。

 一方のジョコビッチは、第9シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)の棄権により4強入りを決めた。

 チリッチは「きょうの試合を棄権せざるを得ないと発表することを申し訳なく思う。食中毒に襲われるというひどい夜を過ごした。こういった形でマドリードでの時間が終わってしまうのは、本当に残念だ。応援に感謝する」と発表している。

 ジョコビッチは準決勝で、ティエムと対戦する。(c)AFP