【5月10日 AFP】米首都ワシントンで9日、歴史的建造物の一つ、カーネギー図書館(Carnegie Library)の1フロアが米アップル(Apple)の新店舗として改装され、報道陣に公開された。アップルは同社の販売戦略の中でも「最も意欲的」なプロジェクトだと評している。

 カーネギー図書館は、実業家のアンドリュー・カーネギー(Andrew Carnegie)の資金援助により、1903年に公共図書館として建設され、ホワイトハウス(White House)や連邦議会議事堂からも近い場所にある。

 2015年にアップルの出資で、床面積が6000平方メートルある図書館の改装プロジェクトがスタート。3つあるフロアの1つをアップルが店舗とセミナースペースとして使用。残りは学術図書館と、ワシントンDC歴史協会(Historical Society of Washington)が運営する展示室およびミュージアムショップとなる。改装は細部まで入念な注意を払って行われた。

 改装費用についてはアップルは明言を避けたが、3000万ドル(約33億円)以上と報じられている。開店は11日。(c)AFP