【5月9日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は、予想外のスピーチを行って爆弾発言を伴うこともしばしばだが、8日夜の演説中に起こったのは、大統領の肩をゴキブリがはい回るというハプニングだった。

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 来週行われる中間選挙を前に、ドゥテルテ大統領が中部ボホール(Bohol)での選挙集会で自身の推薦候補の応援演説をしていたところ、1匹のゴキブリが姿を現した。

 数枚の紙を手にした側近の一人が追い払おうとしたものの、失敗。ドゥテルテ氏が自ら払いのけると、政府広報の映像は聴衆側に切り替わり、人々の笑いと困惑が入り交じった表情を映し出した。

 1時間半にわたる演説で終盤に差し掛かっていたドゥテルテ氏は、この虫は野党所属だと冗談を飛ばした。

 反ドゥテルテ派はすぐさまツイッター(Twitter)上でこれをやゆ。あるユーザーは、ゴキブリは普通ならごみの上をはい回るものであり、あの1匹はドゥテルテ大統領が「これまで目にしたものの中でもくずの中のくずだと分かっていたに違いない」と投稿した。(c)AFP