【5月7日 AFP】インドネシアのスマトラ(Sumatra)島にあるシナブン山(Mount Sinabung)が7日、噴火した。巨大な噴煙柱が2000メートル上空に達し、周辺の村々は灰などで覆われた。

 シナブン山では2010年以降、噴火活動が続いており、2016年には大規模な噴火が発生。今回の噴火前の数日間も、活動が活発化していた。

 災害当局は、今回の噴火が航空機の運航に影響する「恐れがないわけではない」ものの、周辺の航行回避を促す公式な警告の発令には至っていないとしている。

 シナブン山の火口近くを流れる川沿いに暮らす地元住民には、溶岩流に警戒するよう呼び掛けている。

 噴火後に死傷者が出たとの報告はなく、避難命令は出されていない。火山周辺では以前から立ち入り禁止区域が指定されており、同域内に居住者はいない。(c)AFP