【5月2日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説的ドライバー、アイルトン・セナ(Ayrton Senna、ブラジル)氏の没後25年を迎えた1日、同氏が事故死した伊イモーラ(Imola)のサーキットで追悼式典が行われた。

 当時ウィリアムズ(Williams)に所属していたセナ氏は1994年5月1日、サンマリノGP(San Marino Grand Prix)のコーナー「タンブレロ(Tamburello)」を回り切れず、高速でバリアーに衝突。その後、ボローニャ(Bologna)市内の病院に搬送されたが、わずか34歳で帰らぬ人となった。

 それから四半世紀という年月が経過したが、セナ氏は人々の記憶に深く焼き付いており、この日は英雄をしのんで世界中から多くのファンが訪れた。式典では、1985年にセナ氏がハンドルを握ったチーム・ロータス(Team Lotus)時代のマシンが走行されたほか、マクラーレン(McLaren)時代やウィリアムズ時代の車も展示された。

 またパドックには、参加者が追悼のメッセージを記せるように巨大なポスターが設置され、「最高の中の最高」「チャオ、レジェンド」「いつまでも、私たちの心の中に」といった言葉が残された。(c)AFP