【4月28日 AFP】19F1第4戦アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2019)は27日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)がチームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を抑えてポールポジションを獲得した。

 バクーの難しい市街地コースで、路面が冷えていく厄介なコンディションの中、ボッタスは1分40秒495の最速タイムを記録し、前年王者で今年も年間首位に立つハミルトンを0秒059上回った。ボッタスのポール獲得はアゼルバイジャンGPでは初めてで、通算では8回目となった。

 フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が3番手に入った一方、練習走行で最速タイムを出していた同僚のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)は予選Q2の途中でバリアーに突っ込むクラッシュを起こした。

 今回の予選は、この他にQ1でもウィリアムズ(Williams)のロベルト・クビサ(Robert Kubica)が事故を起こしたため、2時間近くに及ぶ長時間のセッションとなった。

 ボッタスは「本当にうれしい」「気持ちのいいラップだったし、フェラーリ勢も非常に手ごわい。もちろん、今回のシャルルの脱落はミスによるものだし、自分たちもチームとして今の状態にとても手ごたえを感じているが、差はごくわずかだ」とコメントした。

 レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が4番手に入り、レーシングポイント(Racing Point)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のダニール・クビアト(Daniil Kvyat)、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)と続いた。

 8番手と9番手はアントニオ・ジョビナッツィ(Antonio Giovinazzi)とキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)のアルファロメオ(Alfa Romeo Racing)勢。ルクレールはQ3を走れなかったが10番手となった。ルクレールはクラッシュ後に「僕はばかだ。ばか野郎だ」とこぼしている。(c)AFP