【4月28日 AFP】19F1第4戦アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2019)は27日、予選が行われ、クラッシュを起こして途中リタイアとなったフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が「愚か」で「役立たず」だったと自身を責めた。

 これがフェラーリ4戦目となるルクレールは、予選2本目の城壁のあるコーナーでコントロールを失ってクラッシュ。そこまではポールポジションも狙える走りを見せていたが、その夢が砕け散る結果に終わった。本人によれば、自身のスピードを見誤ったことが原因だという。

 ルクレールは「きょうのことは自分のせいだ」「本当に残念だが、自業自得。無線でも言った通り、本当に愚かだった。今は落ち着いたけど、それでもばかだったと思う。それは変わらない」「この経験から学んで強くならないといけないし、あしたは良い走りをしたい」とコメントした。

 ルクレールはツイッター(Twitter)にも、「言い訳のしようもない。自分は役立たずだった。あしたは頑張ってもっと良いレースをしたい。サポートしてくれたみんな、何よりチーム全体に申し訳ない。彼らにはこんな結果はふさわしくなかった」と書き込んだ。

 クラッシュ前までのルクレールは、練習走行から予選を通じた最速ドライバーで、本人もポールポジションは射程圏内だと確信していた。しかし複数の事故とコースの補修で予選は2時間近くにまで延長。最終的にはメルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が総合首位に立つルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を抑えて自身8回目のポール獲得を果たした。

 ルクレールは「くだらないことは言いたくないけど、FP1、2、3、そして予選Q1を見れば、きょうはポールを狙えるはずだったのに、その可能性を捨ててしまった。だからすごくがっかりしている」と続けた。

「ソフトタイヤを履いていたときと同じ強さでブレーキをかけたが、もちろんそのときはミディアムを履いていたから、タイヤをロックしてしまった」「誤解しないでほしいが、タイヤに問題は何もない。悪いのは僕自身だ。だから本当に落ち込んでいる」

「ここはオーバーテークができるコースだから、あしたはそれを目指してプッシュしていく。それでも、これから2、3時間は自分を責め続けるだろうね」 (c)AFP