【4月27日 AFP】米国は26日、アフガニスタンで進める交渉において鍵となる、旧支配勢力タリバン(Taliban)が外国の過激派を受け入れないことへの見返りとして、外国軍を撤退させるという和平合意案について、ロシアと中国の支持を取り付けた。

 タリバンとの新たな協議を控えた米国のザルメイ・ハリルザド(Zalmay Khalilzad)アフガニスタン和平担当特別代表は、ロシアおよび中国の代表者とモスクワで会談。今回の合意は、アフガンでの紛争終結に向けた試みにおける「節目」となると評した。

 共同声明は、「アフガン主導の包括的な」和平プロセスと、最終的な合意に盛り込まれることになる事項を大枠で示すよう求めている。

 米国務省は声明で、「和平プロセスの一環として、3者共にアフガニスタンからの秩序ある、責任ある撤退を求めている」と述べた。

 同省はタリバンについて、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」との戦いに取り組んでおり、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)との関係も断ったと述べた。(c)AFP