【4月26日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は25日、ホンダ(Honda)の新たなパワーユニットの供給を歓迎し、チームが前進するのであればグリッド降格を受けることも大きな問題にはならないと明かした。

 今季第4戦のアゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2019)を今週末に控えているフェルスタッペンは、コンストラクターズポイントでライバルであるフェラーリ(Ferrari)やメルセデスAMG(Mercedes AMG)との差を縮めたいと話した。

 フェルスタッペンは「彼ら(ホンダ)は常に良い状態を目指して改善を行い、本当に懸命に努力し続けてくれているから僕はとてもうれしい」とコメントした。

「例えば米国GP(United States Grand Prix 2018)のように、昨年は後方からのスタートになっても表彰台に立てるということを証明できたと思う」「だから、そのことは大きな問題ではないと考えている。シーズンが終わるまでにさらにエンジンを使っても、フェラーリとの差をしっかり縮められていればうれしいし」

 ホンダは今回のアゼルバイジャンGPで、アップグレードされた「スペック2」のエンジンをレッドブルとトロ・ロッソ(Toro Rosso)に導入するとみられている。パワーユニットの年間使用制限が3基と定められる中、レッドブルのエンジンはこれが2基目、トロ・ロッソは3基目となる。

 仮に両チームがパワーユニットの使用制限を超えれば、シーズンの終盤にグリッドペナルティーが科されることがほぼ確実となる。

 今季開幕戦のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2019)で3位に入ったフェルスタッペンは、マクラーレン(McLaren)との間で深刻なパフォーマンスの問題に悩まされ、供給先をレッドブルとトロ・ロッソに変更したホンダに、F1復帰後では初めてとなる表彰台の名誉をもたらした。

 フェルスタッペンは「彼らの仕事ぶり(スペック2のエンジン導入)に満足している。うまくいけば、最初のエンジンよりも長く走らせることができるだろう。まだ1基目も使えるけれど」とコメントした。(c)AFP