【4月26日 AFP】米IT大手マイクロソフト(Microsoft)の時価総額が25日、初めて1兆ドル(約112兆円)の大台を突破した。時価総額1兆ドルの突破は、昨年の米電子機器大手アップル(Apple)、米小売り・IT大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)に次ぎ3社目。

 マイクロソフトの株価はこの日、前日発表された決算が堅調だったことを受けて前日終値比で約5%上昇。時価総額が一時1兆ドルを上回った。

 同社株の25日の取引は同3.3%高い129.15ドルで終え、時価総額は9900億ドル(約110兆円)となった。アップルとアマゾンの時価総額は1兆ドルを突破した後に減少しており、マイクロソフトの時価総額は現時点で世界一となっている。

 マイクロソフトが24日発表した四半期決算によると、2019年1~3月期の同社の売上高は前年同期比14%増の306億ドル(約3兆4000億円)、純利益は前年同期比19%増の88億ドル(約9800億円)だった。

 同社は長年にわたり一般消費者向けソフトウエアの分野で優位に立ってきたが、現在はクラウド・コンピューティングと企業向けサービスを新たに重視しており、両分野の成長が好決算をけん引した。(c)AFP