【4月25日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは24日、第31節の延期分の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に2-0で勝利した。敵地でのダービーを制したシティは、今季3試合を残してリバプール(Liverpool FC)を1ポイント上回って首位に立ち、連覇に向け大きく前進した。

 リーグ戦11連勝となったシティは、今後控えているバーンリーFC(Burnley FC)戦、レスター・シティ(Leicester City)戦、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)戦のすべてで勝利すれば、仮に29年ぶりの優勝を目指すリバプールが残りの3試合で全勝を収めたとしても、自力でリーグ制覇を決めることができる。

 ここまでの勝ち点は首位シティが89ポイント、2位リバプールが88ポイントとなっており、35試合を終えた両チームはともに3試合を残している。

 後半の12分間でベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)とリロイ・ザネ(Leroy Sane)にゴールを許し黒星を喫したユナイテッドは、これで直近の公式戦9試合で7敗目となり、リーグ戦では4位と3ポイント差のままとなった。

 0-4の大敗を喫した前週末のエバートン(Everton)戦から5人を入れ替えたユナイテッドは、たとえシティの素晴らしいクオリティーが結果として表れたとしても、はるかに活気あるプレーと献身的なパフォーマンスを披露した。

 同日の試合でアーセナル(Arsenal)がウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に敗れたため、28日に行われる4位チェルシー(Chelsea)とのホームゲームに勝利することができれば、ユナイテッドの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場の可能性はまだ残されることになる。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対し「チームが感じているプレッシャーを私は理解している。オールド・トラフォード(Old Trafford)で、マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)やジェシー・リンガード(Jesse Lingard)が背後を走っているのだから、その重圧は明らかだ」「勝利のためにプレーしなければならないし、たとえ失点を喫しても構わないと選手たちに話した」とコメントした。

「これでバーンリー(での一戦)に向かうことになるが、厳しい試合になることは分かっている。落ち着くことが重要だ。まだ3試合が残っており、優勝したわけではない。われわれとリバプールが手にしている勝ち点は信じられないものだ」

「選手たちには、あすは記事を読まず、テレビも見ず、しっかりと寝て体を休めバーンリー戦を迎えるよう伝えた」

 また、グアルディオラ監督は「両チームとも優勝に値する」と話し、以下のように続けた。

「しかし、実際に優勝できるのは1チームだけだ。これまで全力を尽くしてきたから、タイトルを逃すことになるチームも後悔をすることはないだろう。こうした勝利を挙げれば、普通は最大限に喜ぶものだが、われわれは冷静になる必要がある」 (c)AFP/Kieran CANNING