【4月24日 AFP】(更新)香港の選挙制度の民主化を求めた2014年の大規模デモ「雨傘運動(Umbrella Movement)」をめぐる裁判で、香港の裁判所は24日、デモの発起人であるとして有罪判決を受けていた大学教授2人を含む4人に対し、最高で禁錮1年4月の実刑判決を言い渡した。

 雨傘運動関連で起訴されていた民主派の活動家リーダーら9人は今月9日の裁判で、まれにしか使われない英植民地時代の法律に基づき公的不法妨害などの罪に問われ、全員少なくとも1つの罪状で有罪となっていた。

 今回の裁判でこのうち4人に実刑判決が下り、香港大学(University of Hong Kong)の社会学教授、陳健民(Chan Kin-man)氏(60)と同法学准教授の戴耀廷(ベニー・タイ、Benny Tai)氏(54)に禁錮1年4月、民主活動家の黄浩銘(ラファエル・ウォン、Raphael Wong)氏と議員の邵家臻(Shiu Ka-chun)氏に禁錮8月の量刑が言い渡された。(c)AFP/Elaine YU