【5月7日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)都江堰(Dujiangyan)市にある竜渓・虹口国家級自然保護区の管理局はこのほど、2019年最初の赤外線カメラによるモニタリング活動を実施した。その中で、保護区内の複数の地点に設置した赤外線カメラが、ジャイアントパンダなどさまざまな野生動物の珍しい生態を映像や写真に収めていたことが分かった。

 これらの映像と写真は今回のモニタリング活動で設置した複数の赤外線カメラが2018年12月から今年3月の間に撮影したもの。その中の1台は9回にわたって野生のジャイアントパンダが水を飲む場面を捉えていた。

 このほか、キンシコウがけんかをする様子や、ウシ科の動物ターキンが水を飲む姿、ツキノワグマの水遊び、チベットマカクの交尾や体をかく様子、ウシ科のゴーラルが雪と戯れる様子などを、赤外線カメラが映像や写真に収めていた。その数は合わせて800点を超える。

 こうした映像や写真から、竜渓・虹口国家級自然保護区の野生動物は近年、非常に活発に活動しており、個体群の数も徐々に増加していることが分かった。同保護区による資源保護や科学研究モニタリングのめざましい成果を十分に反映しており、今後の保護・管理活動にも十分な科学的根拠を提供した。(c)Xinhua News/AFPBB News