【4月22日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは21日、第35節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)はホームながら2-3でクリスタルパレス(Crystal Palace)に敗れた。それでもアーセナルのウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は、トップ4でのフィニッシュは可能だとコメントしている。

 アーセナルは本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で守備陣の失態のつけを払うことになり、リーグ戦の結果で来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場権を獲得する希望が危ういものになっている。

 ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)制覇でチャンピオンズリーグ行きを決める可能性もあるアーセナルは、クリスティアン・ベンテケ(Christian Benteke)の約1年ぶりの得点で先制されるも、後半開始直後にメスト・エジル(Mesut Ozil)が同点ゴールを決めた。

 しかし、61分にシュコドラン・ムスタフィ(Shkodran Mustafi)のミスからウィルフレッド・ザハ(Wilfried Zaha)に勝ち越し点を許すと、69分にはディフェンスのさらにひどい失態からジェームズ・マッカーサー(James McArthur)に3点目を決められた。

 その後ピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が点差を縮めたものの、クリスタルパレスの1994年10月以来となる敵地でのアーセナル戦の白星を止めることはできなかった。

 アーセナルは暫定で4位のままとなったが、勝ち点で並ぶチェルシー(Chelsea)は22日にバーンリーFC(Burnley FC)戦を控えている。

 開幕戦以来となるホームでの敗戦を喫したアーセナルは、今週行われるウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)戦とレスター・シティ(Leicester City)戦で、芳しくない敵地での戦績を改善しなければならない。

 エメリ監督は「大きなチャンスだっただけに少しいら立ちがある。セットプレーでは機能せず、これまでのような強さがなかった。相手の2点目は自分たちにとってはかなりひどく、あれで自信がそがれた」とコメントした。

 それでも指揮官は4位以内に入ることに自信をのぞかせ、「プレミアかヨーロッパリーグで、チャンピオンズリーグの出場権を得るという一番の目標を達成する可能性はある」とし、「この重要な局面でトップ4を争うチャンスを手にしている。ウォルバーハンプトンに勝てば可能性は残る」と続けた。(c)AFP/Steven GRIFFITHS