【4月22日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは21日、第35節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はカーディフ・シティ(Cardiff City)を2-0で下して暫定首位に返り咲き、ユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は優勝を諦めないチームの姿勢を称賛した。

 57分にジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)のゴールで先制したリバプールは、81分にジェームス・ミルナー(James Milner)がPKを決めて降格圏に沈むカーディフを突き放し、マンチェスター・シティ(Manchester City)から首位の座を奪い返した。シティはリバプールより消化試合が一つ少ない。

 厳しい暑さで乾燥したカーディフのピッチに不満を訴えていたクロップ監督は、「非常に大きな勝利だ。この試合がいかに重要で、相手もいかに特別な状況にあるのかということは話してきた」とコメント。「遊びの試合ではなかった。どちらがより勝利を求めるかという意思の戦いだった」

 シティは24日に敵地に乗り込みマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)と対戦するが、このダービーはリバプールの29年ぶりのリーグ優勝の行方を占う重要な一戦となる。シティが残り4試合の中で勝ち点を取りこぼした場合、リバプールは3試合で全勝すれば優勝に手が届く。

 リバプールはオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督が暫定的に指揮を執っていた際に、敵地オールド・トラフォード(Old Trafford)でユナイテッドと0-0で引き分けたが、シティは今節エバートン(Everton)に0-4の大敗を喫したユナイテッドと、ちょうど良いタイミングでぶつかることになる。

「われわれが対戦したときのユナイテッドはかなり良い状態だった」としたクロップ監督は、さらに「仮にユナイテッドが勝ち点を手にしたとしても、その後もわれわれには試合がある。自分たちのことに集中し続けなければならない」と続けた。(c)AFP/Kieran CANNING