【4月22日 AFP】女子テニス、世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)は今週、ドイツ・シュツットガルト(Stuttgart)で開催されるポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2019)で最近の不振からの脱却とクレーコート攻略に挑む。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)と全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)を制し、この1年で一気に女子テニス界の頂点に駆け上がった大坂だが、ここのところは3大会連続で早期敗退に終わっており、今季のクレーコート初戦となる今大会では本来の調子を取り戻すと同時に、同サーフェスでの初タイトルを狙っている。

 四大大会(グランドスラム)を2大会連続で制した21歳は、すでに女子テニス界でスター選手としての地位を築いている。今月初めには米スポーツ用品大手ナイキ(Nike)とスポンサー契約を結び、東京・渋谷のスクランブル交差点などに巨大広告が設置された。

 日本人の母親とハイチ人の父親の間に生まれた大坂は、米国育ちながら現在は日本代表としてプレーし、国際化時代におけるスターとしても注目されている。

 先週には、米誌タイム(Time)が選ぶ毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」に選出され、グランドスラム通算18勝を誇るクリス・エバート(Chris Evert)氏からは「(大坂より)グローバル化した多文化社会を代表する人はいない」「今後何年もチャンピオン」になれると評された。