【4月20日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)は19日、来月行われるFAカップ(FA Cup 2018-19)決勝を観戦するファンのために、会場となる英ロンドン・ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)までの移動手段として、長距離バス26台分の代金を負担すると発表した。

 キャプテンを務めるヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)は、チームのウェブサイトで、「シーズンを通じたファンの応援は、この上なく素晴らしいものに他ならない。ホームやアウェーにかかわらずリーグ戦やカップ戦に何度も足を運ぶのは簡単ではなく、そのことについてはクラブの選手全員が敬意を表すると同時に感謝している」と述べた。

 今季はすでにFAコミュニティーシールド(FA Community Shield 2018)とフットボールリーグカップ(England Football League Cup 2018-19)を制しているシティは、来月18日に同地で行われるFAカップ決勝でワトフォード(Watford FC)と対戦することになっている。

 また、そのときまでにリーグ優勝も果たしている可能性があるシティだが、先日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)準々決勝では激戦の末にトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に敗れており、大会制覇の希望はついえてしまった。

 コンパニーは、「望んでいた結果ではなかったが、ファンが90分間にわたって大声援を送ってくれたのは本当に特別なことだった」「今季はまだ試合がたくさん残っている。いつどんなときも一緒にいてくれるファンに対して、これがわれわれの感謝の仕方だ」と続けた。

 ロンドンとマンチェスターの往復420マイル(約675キロメートル)を結ぶ長距離バスの費用は、トップチームの選手26人からの寄付でまかなわれることになっている。(c)AFP