【4月19日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)は18日、仏パリの観光名所であるノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)の再建を2024年に開催されるパリ五輪に間に合わせるために、50万ユーロ(約6300万円)の支援を表明した。

 IOCのトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は、パリ五輪組織委員会トニー・エスタンゲ(Tony Estanguet)会長に宛てた書簡で、「2024年パリ五輪までに再建が完了することは、われわれ全員にとってさらなるモチベーションになる」と述べた。

「全ての五輪ムーブメントと特にIOCは、フランスがノートルダム大聖堂と2024年パリ五輪を即座に結び付けたことに極めて感銘を覚えた」

 これを受けてエスタンゲ会長は、五輪ファミリーが「パリ市民とフランス国民との連帯を示すことを望んでいる」と語った。

 24年大会でマラソンと自転車ロードレースのコースが近くを通るノートルダム大聖堂が15日夜に火災に見舞われて以降、今回のIOCを含めて集まった寄付金は合計8億5000万ユーロ(約1070億円)に上っている。(c)AFP