【4月19日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)は18日、準々決勝第2戦が各地で行われ、長谷部誠(Makoto Hasebe)が所属するフランクフルト(Eintracht Frankfurt)はベンフィカ(Benfica)に2-0で勝利。2試合合計スコアは4-4となったが、アウェーゴール数で上回るフランクフルトが準決勝に進んだ。

 11日に行われたアウェーでの第1戦を2-4で終えたフランクフルトは、フィリップ・コスティッチ(Filip Kostic)と元バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のMFセバスティアン・ロデ(Sebastian Rode)が得点を記録し、本拠地コメルツバンク・アリーナ・スタジアム(Commerzbank Arena Stadium)で4強入りを決めた。

 昨季ドイツカップ(German Cup 2017-18)を制したフランクフルトは37分、ミヤト・ガチノビッチ(Mijat Gacinovic)のシュートがポストを叩いた跳ね返りにコスティッチが詰めて先制すると、67分にボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)からレンタルで加入しているロデが総得点数で追いつく貴重なゴールを挙げた。フランクフルトは準決勝で、2013年の王者チェルシー(Chelsea)と対戦する。

 チェルシーはペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)が2得点を記録するなど、スラビア・プラハ(Slavia Prague)との撃ち合いを4-3で制した。

 敵地での第1戦を1-0でものにしていたチェルシーは、5分にペドロのゴールで先制すると、シモン・デリ(Simon Deli)のオウンゴールとオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)の得点で17分までに3点を奪い勝敗は決したかに見えた。

 スラビア・プラハは26分にトマシュ・ソウチェク(Tomas Soucek)のゴールで1点を返したが、チェルシーは直後にペドロがこのに2点目を記録し3点差を維持して前半を折り返した。

 後半開始直後にペトル・シェフチク(Petr Sevcik)が立て続けに2得点をマークしたスラビア・プラハは、35分を残して奇跡の逆転に望みをつないだが、その後スコアは動かず2試合合計スコア5-3でチェルシーが準決勝に駒を進めた。

 得点ランクでトップに立つ大会10得点目をマークしたジルーは、「前線は効率的で、後ろは堅実だったが、ハーフタイム後は激しさを欠いてしまった」と後半の出来を反省した。

 また、チェルシーを率いるマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は、「後半の入りは最悪だったが、前半45分間のプレーにはとても満足している。チームとしては準決勝にいることが極めて重要なこと」とコメントした。(c)AFP