【4月19日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)は18日、準々決勝第2戦が各地で行われ、アーセナル(Arsenal)はアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)のゴールでナポリ(SSC Napoli)を1-0で下し、2試合合計スコア3-0で4強入りを果たした。

 36分にラカゼットが見事な直接FKを決めたアーセナルが、バレンシア(Valencia CF)との準決勝に駒を進めた。

 熱狂的な雰囲気に包まれたナポリの本拠地サン・パオロ・スタジアム(San Paolo Stadium)に訪れた4万人の観客のうち、アーセナルのファンは1000人ほどだったが、ハムストリングを痛めたアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)が34分で交代するトラブルはあったものの、アーセナルは敵地で危なげなく勝利を収めた。

 突破口を見いだしたいナポリは17分、カウンターで駆け上がったカリドゥ・クリバリ(Kalidou Koulibaly)のパスを受けたホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)が決定機を迎えたが、力のないシュートはアーセナルのGKペトル・チェフ(Petr Cech)に阻まれた。

 その後、けがのラムジーに代わり投入されたヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)のパスを受けたラカゼットは、ピオトル・ジエリンスキ(Piotr Zielinski)に倒されてFKを得ると、ナポリのGKアレックス・メレト(Alex Meret)が一歩も動くことができない25メートルのシュートを自ら沈めた。

 ナポリは4点を決めることもできたが、フィニッシュの精度を欠いて得点を挙げることはできず、試合後キャプテンのロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)は不満をあらわにした。

 指揮官として通算4度目のEL制覇を目指すアーセナルのウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は、ビジャレアル(Villarreal CF)を2試合合計スコア5-1で下した古巣バレンシア(Valencia CF)と準決勝で戦うこととなった。

 トニ・ラト(Toni Lato)とダニエル・パレホ(Daniel Parejo)のゴールで2-0で勝利したバレンシアは、マルセリーノ・ガルシア・トラル(Marcelino Garcia Toral)監督がかつて指揮したビジャレアルを退けて4強入りした。

 準決勝は第1戦が5月2日、第2戦が同9日に行われ、決勝は同29日にアゼルバイジャンの首都バクーで開催される。(c)AFP/Emmeline MOORE