【4月17日 AFP】米コロラド州の捜査当局は16日、「武装し、極めて危険とみられる」18歳の女が学校を襲撃する恐れがあると明らかにした。ちょうど20年前の1999年4月に同州のコロンバイン高校(Columbine High School)で13人が死亡した銃乱射事件が発生しており、州都デンバー(Denver)大都市部の20か所以上の学校では厳戒態勢が敷かれている。

 連邦捜査局(FBI)や地元警察は女の身元をすでに特定しており、名前も公表。州教育当局によると「治安当局がデンバー大都市部のすべての学校施設に学校の閉鎖などを即時実施するよう呼び掛けている」という。

 また、同州ジェファーソン(Jefferson)郡の保安官事務所は複数のソーシャルメディアを通じ、女が「コロラド州内に入り、デンバー大都市部で脅威となる行為に及んだ。女は武装しており、極めて危険な人物とみられる」と注意を呼び掛けている。

 女の顔写真2枚も公開されており、FBIは女について「白人の女で身長は約165センチ、髪の毛は茶色」と説明している。

 米紙デンバー・ポスト(Denver Post)によると女はコロンバイン高校での銃乱射事件に深く傾倒しているといい、保安官事務所はツイッター(Twitter)に「捜査が進行中であるため、女の出身地や動機に関する情報はこれ以上公開できない」と投稿した。(c)AFP