【4月15日 AFP】男子テニスのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)が14日、長年にわたり自身のコーチを務めてきたギュンター・ブレスニク(Gunter Bresnik)氏とたもとを分かったことを認めた。

 昨年の全仏オープンテニス(French Open 2018)ファイナリストで、1か月前のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)を制す躍進を果たしたティエムは、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2019)が開幕したこの日、コーチとの師弟関係を解消したと明かした。

「彼とは15年の付き合いになる。チームには残るが、テニスの面では終わりだ」

 オーストリアメディアはここ数か月、ツアー生活に疲れたブレスニク氏と上り調子のティエムの関係のねじれを報じていた。

 すでにティエムは、2月の南米遠征から2004年アテネ五輪の金メダリストであるニコラス・マスー(Nicolas Massu)氏と活動を始めており、同氏は優勝を飾ったBNPパリバ・オープンでもコーチとして同行していた。

 現在世界ランキング5位につけるティエムは「インディアンウェルズ(BNPパリバ・オープン)の前からチームで良い練習ができている」「タイトルも取れたし、素晴らしい関係が築けている」と語った。「自分のテニスに良い要素をたくさん付け足してくれている。彼は、僕が得意としているクレーで育った人だ」「今後の成功に期待している」 (c)AFP