【4月15日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは14日、第34節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はモハメド・サラー(Mohamed Salah)の見事なゴールもあり、チェルシー(Chelsea)に2-0で勝利した。

 同日先刻に行われた試合でマンチェスター・シティ(Manchester City)がクリスタルパレス(Crystal Palace)を3-1で下したため、リバプールは首位の座を明け渡した状態でこの試合に臨んでいた。

 しかし51分、サディオ・マネ(Sadio Mane)に先制点が生まれると、その2分後にはゴールまで距離のあるところからサラーが強烈なシュートを突き刺し、プレッシャーのかかる状況にうまく対処したリバプールがシティに2ポイント差をつけ、再び首位に立った。

 ペナルティーエリア外からの得点は昨年1月以来となったサラーについて、リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は「モー(サラーの愛称)の得点は素晴らしく、私は最高の位置から見ることができた」とコメントした。

「なんというシュートだっただろう。けれど、ゴールが決まるまでの一連の動きが、もう最高だった」「選手たちのことをとても誇りに思う。素晴らしいパフォーマンスだった。このチームの一員でいられるのは非常にありがたいこと。時折感激してしまう」

 シティはリバプールよりも消化試合数が一つ少なく、今季あと5試合を残しており優勝争いの主導権を握っている。

 しかし、リバプールの本拠地アンフィールド(Anfield)では、ついに29年ぶりとなる1部リーグ優勝を果たすシーズンになるだろうという思いが高まっている。

 シティはリーグ戦でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)やマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)といった難しい相手との対戦を残しており、リバプールの選手たちは首位の座をキープできると確信している。

 リバプールの今後のスケジュールは間違いなくシティよりも楽で、カーディフ・シティ(Cardiff City)、ハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)、ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)と対戦した後、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)とのホームゲームで優勝を喜ぶ可能性が残されている。

 クロップ監督は優勝の望みをつないだことについて、「きょうのミーティングでの最初の議題は、『シティ戦のスコアは?』だった。そのことを知らずになんていられない」と語った。

「こちらは、彼らが残りのすべての試合で勝利すると思っている。だから、出来るだけ多くの勝ち点を積み重ねなければならない」「もし優勝できれば素晴らしいことだが、たとえそうでなかったとしても、われわれはすでに非常に優れたチームだ」

 4位につけるチェルシーにとって、この日の黒星は来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場権を争う上で痛手となり、仮に15日の試合でアーセナル(Arsenal)がワトフォード(Watford FC)を下せば、5位に転落する。(c)AFP/Steven GRIFFITHS