【4月15日 AFP】18-19ドイツ・ブンデスリーガ1部は14日、第29節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はチームメートとのトラブルを起こしたキングスレイ・コマン(Kingsley Coman)が再出発の2得点を決め、フォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)から4-1の快勝を収めてリーグ首位を守った。

 週半ばには、コマンとロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が練習中に殴り合いのけんかをしたバイエルンだが、この日はそのコマンがチームを勝利へ導いた。

 まずは14分、トーマス・ミュラー(Thomas Mueller)を狙ったクロスがわずかにずれてそのままファーサイドの下隅に吸い込まれ、幸運なかたちで先制点を決めると、41分には追加点を記録。チームも後半さらに2点を加えて難なく勝利を収めた。

 前日に優勝を争うボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)がマインツ05(Mainz 05)に競り勝ったため、首位を守るには勝ち点3が必要だったバイエルンだが、これで残り5節となったリーグ戦でドルトムントと勝ち点1差の首位を維持し、7連覇に前進している。

 ミュラーはスカイ・ドイツ(Sky Germany)に対し、「今のドルトムントは絶好調ではないが、結果は残していて、僕らにプレッシャーをかけてきている」「時にはちょっとしたプレッシャーがあるのも悪くない」とコメントした。

 その一方で、チームでは守護神マヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)がふくらはぎの負傷で後半開始早々に交代するという心配な出来事も起こっている。

 他会場では、4位フランクフルト(Eintracht Frankfurt)が1-3でFCアウクスブルク(FC Augsburg)に敗れ、リーグ後半戦の初黒星を喫した。

 序盤にゴンサロ・パシエンシア(Goncalo Paciencia)のゴールで幸先良く先制したフランクフルトだったが、マルコ・リヒター(Marco Richter)のファインゴール2発で前半のうちに逆転を許すと、後半の早い時間帯には主将のジェルソン・フェルナンデス(Gelson Fernandes)が退場。84分にとどめの3失点目を喫した。

 フランクフルトは4位を維持しているものの、同じく欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場圏内を争うボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)との勝ち点差は1に詰まっている。一方でアウクスブルクはマルティン・シュミット(Martin Schmidt)新監督の初陣を白星で飾り、下位3チームとの勝ち点差を7ポイントに広げた。(c)AFP/Kit HOLDEN